☆現代病と抗酸化
生活習慣病など、現代人に特有の病気が急増中！
活性酸素が「現代病」を引き起こす。
近年「現代病」という言葉をよく耳にするようになりましたが、そもそも現代病とは何でしょう？それは、がんや糖尿病などの生活習慣病に代表されるように、細菌等を原因とする感染症などとは別の意味で、とても恐ろしい病気なのです。
☆悪習慣の積み重ねで病気になる
病気を治療・予防するためには、なぜ病気になるのかをまずしらなければなりません。実は病気との闘いの歴史は、病気の原因を探す歴史でもあります。
顕微鏡の発明により、体に害を及ぼす細菌がいくつも発見されました。これが体に入ることで体の機能に異常をきたすことがわかったため、その細菌をやっつけることで、病気の治療や予防が可能になりました。
ところが医学が進歩していくと、細菌を原因としない病気もあることがわかってきました。がんや脳卒中、糖尿病、心筋梗塞などがそうです。
その原因は「悪習慣」。例えば、お酒の飲み過ぎは肝臓にダメージを与え、肝臓がんや肝硬変の原因となります。他にも食べすぎや運動不足、タバコ、睡眠不足、ストレスなど、悪い習慣をずっと積み重ねていると、体の機能に異常をきたして病気になることがわかったのです。
これらは現在「生活習慣病」と呼ばれ、現代病の最たるものとしてしられるようになりました。日本人の死亡原因のトップ３であるがん、心臓病、脳卒中はいずれも現代病です。
☆私たちの生活習慣病と現代病との関わり
「現代病」という言葉が表すように、こうした病気が、とりわけ今になって私たちの体をむしばんでいるのはなぜでしょうか。
高度経済成長を経て、私たちの生活環境も大きく変化しました。交通機関が発達したことにより慢性的な運動不足に陥る人もいますし、現代社会でざまざまなストレスを抱えている人も大勢います。またテレビなどの電化製品が普及し、食事も味がよくなったり長く保存できるようになりました。昔はなかったざまざまなものが、私たちの生活の中に定着しています。この現代の生活習慣が、人の体に少しずつ影響を与えていると考えられています。
私たちは家電製品から発生する電磁波を浴び、化学薬品から作られたシャンプーや洗剤を使い、化学調味料や保存料が入った食品を口にしています。生活が便利なものになっていくにつれて、昔は存在しなかった刺激を、体の外からも中からも受けるようになったのです。
☆活性酸素が現代病の原因だった！
こうした刺激に反応して、異物を撃退する活性酸素が、私たちの体の中で過剰に作られます。使わずに余った活性酸素は、体の組織を破壊するので、少しずつ異常が起こっていきます。これががんや脳卒中などの原因になっているのです。
さらには、栄養素の代謝や組織の再生に必要な栄養素も壊してしまうため、肥満やお肌の老化といった症状も引き起こす、ダイエットやアンツエイジングの大敵なのです。
こうした活性酸素による体の異常は、現代人に特有なものです。かつての医学では原因を特定することが難しかったさまざまな病気が「現代病」と呼ばれているのも、活性酸素が原因だからといいかえることができるでしょう。
☆サプリメントも抗酸化作用のあるものを
現代病を予防するためには三度の食事を欠かさないなど、悪い習慣を積み重ねないようにすることが第一。それでも、生活環境が大きく変化した現代人は、食事をきちんととっていても、体の機能を維持するために必要なビタミンやミネラルなどの栄養素は不足しがちだといいます。最近の食品成分表によると、昔のデータと比べて10％程度にまで摂取量が低下している栄養素もあるとか。
現在では、不足している栄養素はサプリメントで補うことができます。しかし、活性酸素を取り除くこと＝抗酸化をしていかなければ、現代病の原因を取り除き、根本的に予防していくことにはなりません。
そのためにサプリメントも、ラクトフェリン、ルテイン、ポリフェノールなど、抗酸化作用のある栄養素を含むものを選ぶことで、生活習慣をはじめとした、あらゆる現代病を予防することにつながるのです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
