複合体

42

抗酸化栄養素の上手な摂り方
抗酸化栄養素を上手に組み合わせて
☆サプリメントも「複合体」の時代
ラクトフェリンルテインエステルカシスポリフェノールなど、がんをはじめとした生活習慣病や老化を予防する「抗酸化栄養素」。たくさん飲めばよいというものではなく、最も効率よく働くように組み合わされた「複合体」がおすすめです。

☆いくつも摂取すればよいわけではない

an
これまでラクトフェリンルテインエステルカシスポリフェノールと、抗酸化作用の高い栄養素について解説してきました。こうした栄養素をひとつひとつ全部とっていけば、体には非常にプラスになりそうな気もしますが、実はそうではありません。
それぞれ体に良い二つの栄養素を摂ったとしても、この二つの相性が悪いと、お互いの働きを阻害してしまったり、一方がもう一方の栄養素を壊してしまうこともあります。これでは、せっかくの栄養素も体には無駄になってしまいます。
毎日の食事でとる食品は、それぞれがさまざまな栄養素で構成されており、ひとつの栄養素でできているものではありません。バランスのとれた食事で摂取できる栄養素は、私たちの体にとって理にかなったものです。サプリメントなどで栄養素を摂取する場合も理にかなった摂り方をしたいですね。
そこで、抗酸化作用の高い栄養素を複数組み合わせた、複合体が注目されています。複数の栄養素をただ混ぜるのではなく、お互いに助け合ったり、体の中でうまく運ばれるようにするなど、栄養素を上手に組み合わせて体に良い効果をもたらす食品やサプリメントを作ろうという機運が高まっています。

j題

☆現代医学を進歩させる研究
私たちの体を酸化させる活性酸素は、常に私たちの体の中で、しかも遺伝子レベル、分子レベルの小さなところでも発生しています。ですから活性酸素を除去するためには、体の中を常に抗酸化の状態にスタンバイしておかなければなりません。
そのために薬ではなく抗酸化作用の高い栄養素を活用するには、栄養素の働きをよく知っておかなければなりません。
治癒力を高める抗酸化組成物」とは、抗酸化力を高める物質の総称です。
ひとつに、「予防医学」。生活習慣病をはじめ、さまざまな病気や機能異常の原因として活性酸素による酸化が大きくかかわっているのだから、体の酸化を防いでやれば病気になりにくくなります。虫歯を予防するためには歯磨きをするように、病気を予防するためには抗酸化をしていく必要があるのです。
もうひとつは、予防だけではなく、体がもつ自然治癒力を高めるために抗酸化栄養素を利用しようというもの。病気を治療するために、薬を投与したり手術をしたりしますが、結局は自分の体が新たな細胞を作り出して自分の体を再生して治しているのであって、薬や手術はその手伝いをするものといいかえることができます。
その時に、活性酸素がせっかく作った細胞を破壊したり、体を再生するために運ばれてきた栄養素を酸化して壊してしまうと、治癒力が低下してしまいます。したがって、同じ治療を行うのでも、抗酸化をきちんと行いながら治療を行った方が、効果的な治療ができると考えられています。
すでに医療現場っでも、抗酸化と医療を組み合わせた臨床試験など、研究が実施されています。現代医学の進歩に抗酸化は欠かせないものとして研究会による研究成果と今後の動向はおおいに注目されています。

k題

☆抗酸化組成物含有食品のサプリメント
さて、ラクトフェリンをはじめとした抗酸化作用の高い栄養素を紹介してきました。こうした栄養素をサプリメントで摂取することの有効性についても、何度も述べました。本当に体に良いサプリメントを選ぼうと思ったら、これらの栄養素が含まれるものを選べばよいことになります。しかし、ただ入っているというだけではだめ。それぞれの栄養素が効率よく働く、複合体「組み合わせ」が重要なのです。ですからサプリメントも栄養素がベストの組み合わせで配合されたものを毎日の生活に取り入れてくださいね。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

タイトルとURLをコピーしました